ガラス用語集

あ行

穴あけ

ガラスに穴をあける加工のこと。
ダイアモンドのコアドリル、ウォータージェットなどが通常用いられる。

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網入りガラス

ガラス素板を引き出す際に、金属網または金属線をガラスの中に封入し、製造したガラスのこと。
網入りガラスは破損した時にガラス破片が飛散せず、また脱落しにくい。よって火災や地震の際に、人身を危険から防いだり、延焼を防ぐことを必要とするビルなどの開口部に使用される。

≫  ガラスの種類別「板ガラス」

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合わせガラス

合わせガラスとは2枚のガラスの間に樹脂製の膜(中間膜)を挟んで接着させたガラス。
耐貫通性に優れ、中間膜に特定の機能を付与できるので、ガラス自体の機能拡大が可能。
身近な例では、自動車のフロントガラスがある。万一の事故の場合も、車内の乗員がガラスを突き破って車外に放り出されるのを防ぐ。また、割れたガラス破片が飛散するのを抑える。
また、合わせガラスは中間膜を変えることでさまざまな機能を付加することができる。 装飾用途、視野を選択する機能、液晶フィルムを挟み込んで透明/不透明を瞬時に切り替える、家屋の侵入盗対策としても使われている。

≫  ガラスの種類別「合わせガラス」
ANSI
世界的に最も権威あるアメリカの安全規格団体。
ANSIが定める基準によると、安全窓ガラス材(safety glazing materials)とは人体と接触して破損した場合、それによって切傷や刺傷が発生する可能性を最少限に減じるよう製造し処理し、又は他の材料と組み合わせた窓ガラス材であると定義している。
安全ガラス

人身の安全面を向上したガラス。
通常のガラスと比較すると、強化ガラスのように破損しにくく、破損しても破片が尖らない形状になる。または合わせガラスの様に中間膜の効果で耐貫通性が高いガラスのことをいう。

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≫ ガラスの種類別「合わせガラス」
安全設計指針
安全設計指針は、建築物に設けられるガラス開口部への人体衝突破壊によって人体が受ける重大な傷害を防止することを目的としている。
建設省より、全国都道府県・市・区、及び、建築(技術者)関係団体に通達されている。
(平成3年4月改訂版通達)
意匠・デザイン性
建築用ガラスは、近年益々デザイン性が求められるようになっている。
板ガラスにおける意匠・デザイン性は、以下のようなあらゆる加工技術が駆使されている。
 
  1. 板ガラスを切断する
  2. 板ガラス表面に模様を付ける


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板ガラス

板状のガラス。
一般的に建築用や自動車用の形状、厚みの大きなものに総称される。
現在はほとんどフロート製法で作られる。

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板ガラスの組成
板ガラスは、以下のような組成をもっている。

  1. シリカ(SiO2) 70〜73%
  2. アルミナ(Al2O3) 0.6〜2.4%
  3. 酸化鉄(Fe2O3) 0.08〜0.14%
  4. ライム(CaO)  7〜12%
  5. マグネシア(MgO)  1.0〜4.5%
  6. アルカリ(R2O)  13〜15%

組成のうち、最も多いシリカとは、二酸化ケイ素(SiO2)のこと。二酸化ケイ素(SiO2)が結晶してできた鉱物が、石英 (せきえい Quartz ) であり、石英を成分とする砂は珪砂(けいしゃ・けいさ)と呼ばれ、ガラスの原料となっている。
UMU
(瞬間調光ガラス)

2枚のガラスの間にある液晶シートが電気のON/OFFに反応し、スイッチひとつで透明ガラスから不透明ガラスに切り替えられる調光ガラス。
西日や直射日光を拡散させる効果や、室内の間仕切り、さらにはホームシアターの映像スクリーンなど、さまざまな用途に使用可能。

≫  商品名で探す「ウム(瞬間調光ガラス)」
液晶
液晶分子は液体でありながら分子の向きがランダムではなく、特定の向きに並ぶ性質をもっている。
この液晶分子を2枚のガラス基板で封入し、電極をON/OFFすることで透過光をコントロールする。
液晶用ガラス基板
液晶基板は2枚のガラスの間に液晶を封入しているが、そのガラス基板。
TFT用は無アルカリ、STN用はソーダライムガラスが使われ、薄板化が進んでいる。
エコガラス

国内の建築用板ガラス製造メーカーで構成される板硝子協会が定めた、CO2削減に貢献できるLow-Eガラスの呼称。
CO2削減、省エネなど、地球環境に優しいLow-E複層ガラス「エコガラス」は、レースのカーテンだけで、次世代省エネルギー基準を満たすことができる。
住宅性能表示制度の「温熱環境性能」で、最高位の評価(等級4)を得られるガラスである。

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≫ 次世代省エネルギー基準
≫ 住宅性能表示
エッチング
ガラス表面に模様や凹凸、特殊なパターンをつける方法。
ガラスは極めて安定な物質だが、フッ酸などの特殊な溶液には溶解する。
この性質を利用し、ガラス表面に模様を付ける。
延焼のおそれのある部分

建築基準法第2条第6号では、以下のように定められている。
隣地境界線、道路中心線又は同一敷地内の2以上の建築物(延べ面積の合計が500m2以内の建築物は、1の建築物とみなす)相互の外壁間の中心線から、1階にあっては3m以下、2階以上にあっては5m以下の距離にある建築物の部分をいう。 ただし、防火上有効な公園、広場、川等の空地若しくは水面又は耐火構造の壁その他これらに類するものに面する部分を除く。

≫  総合カタログ 技術資料編「ガラスと防火関係法規」
(PDFファイル 279KB/4ページ)
音圧

音波による大気圧に対する圧力変動を音圧といい、パスカル(Pa=N/m2)単位で表わす。

≫  総合カタログ 技術資料編「板ガラスと遮音」
(PDFファイル 604KB/4ページ)
音圧レベル

ある音の音圧と基準音圧との比の常用対数の20倍を音圧レベルといい、デシベル(dB)単位で表わす。
なお基準音圧とは、周波数1000Hzにおける人間の最小可聴値を意味する。

≫  総合カタログ 技術資料編「板ガラスと遮音」
(PDFファイル 604KB/4ページ)