プレーナーフィッティングシステム DPG構法

製品情報

プレーナーフィッティング システムには、DPG構法、EPG構法、PFG構法などがあります。これらの構法は、英国で開発されたPLANAR FITTING SYSTEMTMをベースに日本の建築条件に合わせて進化してきたガラススクリーン構法です。金属部材を用いてガラスを部分的に支持し、さまざまな支持構造材と組み合わせることができ、ガラスの透明性を最大限に活かした多様なデザインの表現が可能となります。

構造図

カラーサンプル

■FITTING 902N TYPE

フィッティングナットとキャップナットを2つ持ったシステムで、支持部材へはこれらのナットにはさまれたスプリングプレートで取り付けます。PILKINGTON社の開発した原型を耐震性能の向上など日本の実状に合わせたもので採用例の多いシステムです。

■FITTING 905N TYPE

1つのフィッティングナットを、支持部材から出たスプリングロッドに載せるだけのシンプルな構成です。DPG構法特有のシンプルな形状をつくることができます。

※902N、905N TYPE以外の特殊な形状の金物も特殊受注として承ることも可能です。

■DPG構法の耐震機構

主な特長

  • デザイン性

    強化ガラスに開けた「皿穴部」を通して皿ボルトで支持する構法です。

  • 透視性

    フラットで透視性の高いガラススクリーンを構成することができ、最小の支持点でガラスを支えることが可能です。ガラスを直接支持する部分の機構には、フィッティングナットとキャップナットにはさまれた金物(スプリングプレート)で取り付ける「FITTING 902N TYPE」と、皿ボルトを一つのフィッティングナットにねじ込み、ロッドにのせて取り付ける「FITTING 905N TYPE」の2タイプがあります。なお、これら以外の特殊な形状の金物も特殊受注で承ることも可能なので、さまざまな設計プランニングの要求に対しても柔軟な対応ができます。変形性能に優れていますのであらゆる構造体や異形ガラスなどにもフレキシブルにご採用できます。

  • バリエーション

    ガラスに穴を空けるため、強化ガラス、又は強化合わせガラスとなります。

  • 耐震性能

    1 地震の振動に対して一般のカーテンウォールと同様の高い耐震性能を持っています。また、設計条件によってはさらに高い耐震性能を持たせることも可能です。
    2 面内の変形に対してはガラスと金属部材の間のルーズホールにより地震時の層間変位を吸収する機構を持っています。
    3 面外の変形に対してはフィッティング・ボルトと金属部材の間にあるライナーディスクを介して回転し、変形角を吸収する機構を持っています。

  • 耐風圧性能

    ガラスを点で支持するため強度の高いガラスを使用しても変形が大きくなりますので、たわみ量を考慮して設計します。したがってガラスに発生する応力およびたわみ量により、ガラスの厚さ、支持点数を決定します。

仕様・性能

耐震性能

1 地震の振動に対して一般のカーテンウォールと同様の高い耐震性能を持っています。また、設計条件によってはさらに高い耐震性能を持たせることも可能です。
2 面内の変形に対してはガラスと金属部材の間のルーズホールにより地震時の層間変位を吸収する機構を持っています。
3 面外の変形に対してはフィッティング・ボルトと金属部材の間にあるライナーディスクを介して回転し、変形角を吸収する機構を持っています。

耐風圧性能

ガラスを点で支持するため強度の高いガラスを使用しても変形が大きくなりますので、たわみ量を考慮して設計します。したがってガラスに発生する応力およびたわみ量により、ガラスの厚さ、支持点数を決定します。