セラシルエ(セラミックスプリント熱処理ガラス)
フロート板ガラスにセラミック塗料をシルクスクリーン印刷し、加熱焼成したセラシルエは強い陽射しを和らげるとともに自然な光や色の美しさを室内にもたらします。素板に高透過ガラス「オプティホワイト」を使用すると、ホワイト系のプリントを施す場合は青みをおさえたプリント本来の色調を忠実に表現します。同じ厚さの単板ガラスと比べて耐風圧強度、衝撃強度、熱割れ強度に優れるだけでなく、耐久性・耐摩耗性にも優れています。
●東京電機大学 東京千住キャンパス(東京)
構造・設備:日建設計 意匠:槇総合計画事務所 施工:鹿島建設
※素板はオプティホワイト
カラーサンプル:標準色(4色)
※倍強度ガラスタイプはブラック以外の3色となります。
※この色見本は、フロート板ガラス5mmに印刷したものです。実物の色と多少異なることがあります。
カラーサンプル:標準柄(2パターン)
ガラス構造図
HSタイプは、同じ厚さのフロート板ガラスの約2倍の耐風圧強度をもち、熱割れに対しても同様の強度をもっています。強化ガラスのように急冷処理をしていないため、耐風圧強度は強化ガラスに比べて低くなりますが、万一の破損時にはガラス全体が一度に割れることがないためガラスの軽量化が可能です。
■用途
1 ビルなどの窓。
2 スパンドレル部など、熱応力により熱割れの可能性が高い部位。
3 ビル高層部と低層部あるいは一般部と隅角部など、色調の調和・サッシ断面の統一を図るためにガラスの厚さを統一したい場所。
強化ガラスタイプは、フロート板ガラスを加熱後、急冷処理をすることでガラス表面に圧縮応力層をつくり、強度を高めています。同じ厚さのフロート板ガラスの約3〜5倍の静的強度があります。万一の破損時には破片は鈍角の細かい粒状となり、フロート板ガラスのように鋭利な破片が生じることがなく安全です。
■用途
1 住宅・店舗などの窓
2 学校の窓・扉・間仕切など安全性が要求されるところ
3 ガラステーブル、間仕切などのインテリアおよび家具
特長
標準色4色、標準柄2パターンの組み合わせが可能です。
また、色や柄のオーダーが可能であり、オリジナルの表現が可能です。
板ガラスにセラミックスプリントされた色やデザイン柄は、視線(防眩性)・太陽光・熱をコントロールし、快適空間を創造します。
板ガラスにセラミック塗料を加熱焼成しているため、樹脂印刷よりはるかに優れた耐久性・耐摩耗性を有しています。
熱処理工程を加えることにより、HSタイプ、強化ガラスタイプが選択できます。
※耐風圧強度上の許容荷重は、HS 200、タフライトとは異なります。
カタログ
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