防犯

窓からの侵入犯罪(空き巣・強盗)対策として、防犯性能を高めたガラスです。

求められる背景

空き巣や侵入犯罪による被害は多くの地域で依然として課題です。特に窓やガラス扉は侵入経路として狙われやすく、従来の単板ガラスや旧型複層ガラスでは、短時間での侵入を許してしまいます。防犯対策においては「侵入までの時間を稼ぐこと」が重要とされ、犯行者は時間がかかるほど犯行を諦める傾向にあります。こうした背景から、破壊に強く、犯行を抑止できる防犯性能を備えたガラスは、住まいの安全性を高めるために強く求められています。

解決アプローチ

侵入盗が、住宅を狙う個所や手口には一定のパターンがあります。侵入手口の代表例は、施錠していない「戸締り忘れ」のほか、「錠破り」や「錠開き」、「ガラス破り」などです。こうした手口を封じるためには、なによりも窓ガラスなど開口部の防犯対策が欠かせません。

  • 防犯ガラス

    防犯ガラス

    2枚のガラスの間に強靭な中間膜を挟み、こじ破りや打ち破りなどの侵入を防ぐ防犯性能を備えたガラスです。

  • 防災ガラス

    防災ガラス

    2枚のガラスの間に強靭な厚い中間膜を挟んだ合わせガラスで、耐貫通性に優れ、破損時にも破片が飛び散りにくい安全性の高いガラスです。

技術カタログ

■ガラスの防犯性能に関する板硝子協会基準

詳細についてはコチラをご確認ください

製品の効果・メリット

  • 防犯効果の向上

特殊な中間膜でガラスを挟んでいるため、割れにくく、万が一割れても破片が飛び散りにくい構造です。侵入を試みる犯行に時間を要させることで、犯行を諦めさせ、防犯効果を高めます。こじ破りやバールを使った打ち破りにも耐えることで、泥棒のターゲットになりにくくなるというメリットもあります。

  • 防災・安全性の向上

台風や地震の際の飛来物や落下物があたった際も、窓ガラスが飛び散りにくく、室内で人が怪我をするのを防ぎます。

  • 快適性の向上

中間膜が紫外線をカットするため、室内の家具や床、カーテンなどの色褪せや劣化を防ぎます。

用途・使用シーン例

  • 戸建て住宅

    空き巣の侵入経路となる窓(掃き出し窓やベランダの窓)に設置することで、侵入を防ぎます。

  • マンション

    空き巣の侵入経路となる窓(4~5階上層階ベランダの窓)に設置することで、侵入犯を防ぎます。

  • 店舗

    宝石店やコンビニエンスストアなど、貴重品を扱う店舗や夜間営業の店舗では、強盗や侵入盗難を防ぐために窓ガラスに採用されています。

  • 避難所

    地震や台風などの災害時、ガラスの破片による二次災害を防ぎ、避難者の安全確保に役立ちます。