求められる背景
外壁の延焼のおそれのある部分や防火区画に開口部を設ける場合、「防火設備」(旧乙種防火戸)や「特定防火設備」(旧甲種防火戸)の使用が義務づけられています。
建築基準法告示による例示仕様や個別認定で認定されている場合は、耐熱強化ガラス(パイロクリア)の使用が可能です。
火災の拡大を防ぐための「防火設備」や「特定防火設備」に対応したガラスです。クリアな視界と自然な色調を保つ製品(耐熱強化ガラス)もあります。
外壁の延焼のおそれのある部分や防火区画に開口部を設ける場合、「防火設備」(旧乙種防火戸)や「特定防火設備」(旧甲種防火戸)の使用が義務づけられています。
建築基準法告示による例示仕様や個別認定で認定されている場合は、耐熱強化ガラス(パイロクリア)の使用が可能です。
以前から使用されている網入りガラスは、金網をガラス内部に入れることで火災時のガラス脱落を防止していますが金網が視界を遮るという難点や、長期間の使用による金網の錆びによってガラスが割れてしまうことがあります。
一方、パイロクリアは、フロート板ガラスに特殊なエッジ加工と超強化処理を加えた耐熱強化ガラスとして、火災時でも破損せずに火炎を遮断すると同時に、ワイヤレスのため、クリアな視界と自然な色調が得られます。
火災の拡大を防ぐための「防火設備」や「特定防火設備」に対応したガラスです。網入りガラスのほか、クリアな視界と自然な色調を保つ製品もあります。
真空層による断熱効果で、魔法瓶のように熱を逃がしにくい省エネガラスです。Low-Eガラスとの組み合わせにより、省エネ効果もあります。
2枚のガラスの間に空気層やガス層を設けた構造で、Low-Eガラスを使用することで省エネにも貢献します。
■防火関連法規
詳細についてはコチラをご確認ください。
パイロクリアは、建築用として通常使用されているフロート板ガラスに特殊なエッジ加工と超強化処理を加えた防火設備、特定防火設備用の耐熱強化ガラスです。ワイヤレス防火ガラスとして、安全で明るく開放的な空間を実現し、豊富なバリエーションを品揃えしています。
耐熱強化ガラスパイロクリアで構成する複層ガラスです。
ワイヤレスの外観が得られるだけでなく、錆割れの心配がなく熱割れも発生しにくい防火複層ガラスです。
「パイロクリアJ」「パイロペアJ」は、防火設備告示の例示仕様として使用可能な耐熱強化ガラスです。
エッジ強度250MPa以上で管理された製品であり、スチール枠や、ステンレス枠を組み合わせることで、個別に大臣認定を受けることなく、防火設備の告示の例示仕様として使用可能です。
※防火設備として使用するためには、耐熱強化ガラスと枠を含めて告示の例示仕様に適用させる必要があります。
耐熱強化ガラス入り特定防火設備は、火災時に遮炎性能を保持する区画部材として用いられていますがガラスの特性上、日常使用時の万が一のガラスの破損に伴う破片の脱落が懸念されています。
パイロクリアSは、防火区画を形成する飛散防止フィルム貼り特定防火設備として新たに認定を取得した区画部材であり、遮炎性能とともに破片脱落防止機能を発揮します。
高透過板ガラスとけい酸ソーダ(水ガラス)層とを交互に積層した構造のパイロストップは、万一の火災時に火炎や煙を遮断すると同時に、強烈な輻射熱も遮断する画期的な性能を備えた遮熱タイプの防耐火ガラスです。
パイロストップを弊社独自の技術でフレームと一体で組み合わせたパイロストップウォールはガラスでは不可能といわれていた耐火間仕切壁(非耐力)の認定試験にも合格。
今後の新たなガラス建築の可能性を拡げるガラスとして大きな注目を集めています。
外壁の延焼のおそれのある部分や防火区画における開口部での「防火設備」(旧乙種防火戸)や「特定防火設備」(旧甲種防火戸)の使用が義務付けられています。建築基準法告示による例示仕様や個別認定で認定されている場合は、耐熱強化ガラス(パイロクリア)の使用が可能です。
・階段室は、耐火構造の壁で囲むこと 製品:パイロストップ
・壁に設ける開口部は、1㎡以内の防火設備(FIX窓) 製品:パイロクリア、パイロクリアJ
・出入口:防火設備(避難階段)、特定防火設備+防火設備(特別避難階段) 製品:パイロクリア、パイロクリアJ、パイロクリアS
→準耐火構造の壁又は特定防火設備で区画 製品:パイロクリア、パイロクリアS、パイロストップ
→耐火構造の壁又は防火設備 製品:パイロクリア、パイロクリアS、パイロストップ、パイロクリアJ
※耐火構造の壁+特定防火設備を用いることで面積緩和措置あり
→合わせガラス(JIS R 3205)と同等以上の飛散防止性能を有するガラス
※防火性能が要求される部位の場合、 「パイロクリア+飛散防止フィルム」 or 「パイロストップ」が使用できる。
製品: パイロクリアS、パイロストップ、パイロクリア+飛散防止フィルム、パイロクリアJ+飛散防止フィルム
→準耐火構造の壁又は防火設備で区画 製品:パイロクリア、パイロクリアS、パイロストップ
※スプリンクラー設備設置などで、10分防火設備にすることができる。
(令和2年国交省告示第198号)
→表面圧縮応力140MPa以上の強化ガラスor パイロクリア、パイロクリアJ