広島大学産学官共同研究棟「Science Knot(サイエンス ノット)」
基本情報
- 設計
日総建
- 施工
松井建設
- 竣工
2025年12月
- 所在地
広島県東広島市鏡山一丁目(広島大学 東広島キャンパス)
- 製品
ペアマルチLow-E(シルバー54)
- 写真提供
広島大学
物件概要
広島大学東広島キャンパスに誕生した「Science Knot(サイエンス ノット)」は、最先端の研究と産学官連携を推進し、基礎研究から社会実装、イノベーション創出へとつなげる新たな研究拠点です。
建物は、WPI-SKCM²の研究棟と産学官共同研究棟を一体的に整備した地上6階建ての施設。約100人の研究者が活動する研究空間をはじめ、企業が入居できるオープンイノベーションラボや交流・展示スペースなど、多様な人や知が集まり、つながるための機能が設けられています。
外観は、端正な水平ラインを基調とした現代的なファサードが印象的です。外壁と連続するガラス開口部が建物に軽やかさを与え、研究施設としての機能性を感じさせながら、周囲に対して開かれた表情をつくり出しています。
開口部には「ペアマルチLow-E(シルバー54)」が採用されています。シルバー系のガラスが外装と調和し、見る角度や光の状態によって表情を変えながら、シャープで先進的な建物外観を構成しています。
「Science Knot」という名称には、さまざまな科学分野の知を結び、新たな価値創出につなげる「結び目(Knot)」となるという思いが込められています。建築においても、研究者や企業、学生など多様な人々が集い、交流する新たな拠点としての姿が表現されています。
導入背景・ご要望
広島大学「Science Knot」は、最先端の基礎研究から異分野融合研究、さらに社会実装までを一気通貫で加速させることを目的として整備された研究・産学共創拠点です。
研究者や学生に加え、共同研究を行う企業など、多様な人々が活動する施設として、研究環境の充実とともに、快適な室内環境や建物の省エネルギー性能への配慮も求められました。
設計ではZEB Ready相当の環境性能が検討されており、建物の外皮を構成する開口部においても、自然光を取り入れながら、日射熱や室内外の熱の出入りを抑えることが重要なポイントとなりました。
製品選定のポイント
Science Knotの外観は、水平・垂直のラインによる端正な構成と、連続するガラス開口部が印象的です。
採用された「ペアマルチLow-E(シルバー54)」は、Low-E膜によって高い断熱性能と日射遮蔽性能を発揮する複層ガラスです。外部からの日射熱の流入や窓からの熱の出入りを抑えることで、室内の快適性向上や空調負荷の低減に寄与します。
また、シルバー系のガラスが外装と調和し、光や見る角度によって表情を変えながら、最先端の研究・イノベーション拠点にふさわしいシャープなファサードを構成しています。
大きなガラス開口部による明るさや開放感を生かしながら、研究施設に求められる快適な室内環境と省エネルギー性能を支えることが、Low-E複層ガラスの重要な役割となっています。