- ガラスの耐震設計について
- 被害を最小限に抑えるためには
- 自然災害・人災を考える
ガラスは割れると鋭利になり、危険なことから、地震や台風などの強風、日常の不慮の事故によってガラスで大けがをする可能性があります。
しかし、ガラスに対策をと言っても割れないガラスはありません。では、ガラスによる被害は避けられないのでしょうか?
実は、防災を考えたさまざまなガラスがあるのです。
例えば、普通の板ガラスに比べ、強度があり割れづらいガラスや、割れても鋭利な破片が飛び散らないガラスなどがあります。
万が一の災害に備えた、このようなガラスを「防災ガラス」といいます。
災害にあっても、被害を最小限に抑えることができる。それが「防災ガラス」をお勧めする第一の理由なのです。
安全ガラス(合わせガラス、強化ガラス)のうち、特に脱落防止性能に優れた合わせガラスを“防災ガラス”と言います。強靭な中間膜を2枚のガラス板の間に挟み、熱と圧力とで完全に接着させたガラスです。耐貫通性能、紫外線カット性能、防犯性能、遮音性能にも優れており、衝撃によりガラスが割れても、破片が落ちることはほとんどありません。
飛散率が非常に小さい

飛散率とは、ガラスを強制的に破壊し、その時脱落した破片の総重量をガラス全体の重量に対する百分率(%)で表したものです。合わせガラスの場合、飛散率が格段に少なくなります。
最大破片の重さが軽い

合わせガラスに破壊後にさらなる変形を加えても、飛散率は2%程度。その破片も最大で約6〜25g程度に納まっており、防災性能に優れていることが分かります。
一方フロート板ガラスの場合、破壊時に約50%、最終的には約60%が飛散。最大破片も約1800gと、非常に大きなものとなってしまっています。
衝撃による破損が少ない

合わせガラスとフロート板ガラスの衝撃による破損状況を比較した上の写真をご覧ください。
フロート板ガラスは鋭い破片となってしまうのに対し、合わせガラスは衝撃に対しかなりの強度があることがわかります。
人体がガラスに衝突してしまう事故が発生しても、人体が貫通することはありません。ガラスによる大ケガや落下事故といった、被害の拡大を防止します。
紫外線カット性能
中間膜は人体への有害な紫外線を99%以上カットします。家具やカーテンなどの変色、褪色防止にも有効です。
防犯性能
中間膜をより強靭で厚いものとすることで、バール等を使っても容易に貫通できない防犯性の高いガラスになります。窓からの侵入を許しません。
遮音性能
遮音性能に優れた中間膜の使用により、驚くほどの遮音性を実現。不快な騒音の侵入と室内の発生音の外部への漏れを防ぎ、快適な居住空間を確保します。
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