スペーシア クール(真空ガラス)
スペーシア クールは、スペーシアの高断熱性能を向上させ、さらに強い日差しをやわらげる機能をプラスした遮熱タイプの真空窓ガラス。夏は太陽熱の侵入をおさえ冷房効果を高め、冬はお部屋の暖房熱を外へ逃がしません。夏すずしく、冬はあたたかくすごせます。
※スペーシア クールはエコガラス製品です。
福岡市役所(福岡)西面に採用
ガラス構造図
特長
スペーシア クールは、窓ガラスを通して入ってくる日射熱を51%カットします。その性能差はフロート板ガラスの4倍以上、一般複層ガラス ペアマルチの2倍以上です。そのため夏の冷房効果を高め、省エネにも貢献します。
※数字は日射熱カット率(%)で、数字が大きいほど遮熱性能に優れていることを示します。
※スペーシア クールは、保温効果に優れているため、夏に窓を閉め切った状態で冷房をかけていない場合等の使用条件のもとでは、一枚ガラスに比べて室内が暑く感じられることがあります。
スペーシア クールは、真空層とLow-E膜の効果により、熱貫流率が飛躍的に向上、フロート板ガラスの6倍、一般複層ガラス ペアマルチの約3倍の断熱性能を発揮します。これにより暖房時、室内の暖まりが早く、またその暖かさも逃がさない快適な居住空間を実現します。
冬の朝、結露の発生をおさえ、カーテンが汚れず、お掃除の手間も省けます。また、シックハウスの原因のひとつとなっているカビの発生も防ぎます。
紫外線は、窓辺の家具やカーテンなどの色あせや変色の大きな原因のひとつといわれています。スペーシア クールはガラス面に侵入してくる紫外線の約60%をカットする効果があります。
優れた断熱性能が、大幅な省エネルギー効果を発揮。
フロート板ガラス(3ミリ)と比較すると、年間におけるエネルギー消費量を約47%も節減することができます(熱負荷計算プログラム「SMASH」による)。また省エネルギーは、CO2削減による地球温暖化の防止に貢献します。
スペーシアの取り替え工事は、もともとのサッシを活かしてガラスを取り替えるだけなので、とても簡単です。
スペーシアをサッシに固定する際、シーリング材の代わりに取付専用グレチャンが使える場合では、ガラス1枚あたり約30分で取り替えできます。
スペーシア クール特有の構造から、音の伝わりを大幅にカットします。透過損失測定値はJIS等級 T-2をクリア、音域全体にわたる優れた遮音性能を実現しています。これにより、外部からの騒音を軽減すると同時に、室内の生活音も外にもれにくくするため、フロート板ガラスや一般複層ガラス ペアマルチに比べ高い遮音効果が得られます。
耐風圧強度は複層ガラスの約1.5倍もあり、例えば設計風圧力が1,800N /㎡のガラスを使用する場合、ペアマルチでは厚さ14ミリ(FL4+A6+FL4)が必要でガラスの概算重量は40kgにもなりますが、スペーシア クールでは6.2ミリで30kgと軽く、施工性に優れています。
施工事例
性能表
光学的性能・熱的性能
使用上の注意
品質保証
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