た行
耐火・準耐火建築物の防火設備
耐火性能の高い建築物として位置付けられる耐火・準耐火建築(各種ビルなど)は、外壁開口部の延焼のおそれのある部分に、遮炎性能のある防火設備の設置が義務づけられている。
遮炎性能とは「屋内で発生する火災」、「建築物の周囲で発生する火災」の両方に対して、加熱開始後20分間加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。
≫ 総合カタログ 技術資料編「ガラスと防火関係法規」(PDFファイル 1712KB/5ページ)
遮炎性能とは「屋内で発生する火災」、「建築物の周囲で発生する火災」の両方に対して、加熱開始後20分間加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。
≫ 総合カタログ 技術資料編「ガラスと防火関係法規」(PDFファイル 1712KB/5ページ)
耐貫通性
貫通に耐える性能のこと。
衝撃エネルギーが大きいほど、また加撃物が高密度なほど貫通しやすくなる。
合わせガラスは耐貫通性に優れ、中間膜の厚さが増すほどさらに性能はアップする。
衝撃エネルギーが大きいほど、また加撃物が高密度なほど貫通しやすくなる。
合わせガラスは耐貫通性に優れ、中間膜の厚さが増すほどさらに性能はアップする。
耐熱
ガラスそのものは無機物であり、軟化変形する数百℃の温度までの耐熱使用範囲がある。
ガラスのコップに沸騰した熱湯を注ぐと、コップのなかの温度差による歪みがガラスの強度を越え、コップが割れてしまう。
ガラスのコップに沸騰した熱湯を注ぐと、コップのなかの温度差による歪みがガラスの強度を越え、コップが割れてしまう。
断熱
主に熱伝導によるエネルギーロスを防ぐ効果。
熱伝導を評価するのに熱貫流率という数値が使われる。
この数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことを示している。
熱伝導を評価するのに熱貫流率という数値が使われる。
この数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことを示している。
断熱性能(熱貫流率)
断熱性能は、熱貫流率または熱貫流抵抗(熱貫流率の逆数)によって評価される。
熱貫流率は室内外の温度差によってガラス窓を通過(貫流)する熱量の大きさを表す。熱貫流率は小さいほど、熱貫流抵抗は大きいほど断熱性に優れている。
単板ガラスに比べて、複層ガラス、Low-E複層ガラス、真空ガラススペーシアなどは断熱性能が高い。
熱貫流率は室内外の温度差によってガラス窓を通過(貫流)する熱量の大きさを表す。熱貫流率は小さいほど、熱貫流抵抗は大きいほど断熱性に優れている。
単板ガラスに比べて、複層ガラス、Low-E複層ガラス、真空ガラススペーシアなどは断熱性能が高い。
中間膜
合わせガラスを製造するとき、ガラスを貼り合わせる材料。
調光
透過する光線の量をコントロールすること。
例えば日光に当たると着色し、暗所では透明に戻る眼鏡用レンズなど。
これは特殊なガラス組成により化学反応で着色するガラスで調光レンズと呼ばれている。
例えば日光に当たると着色し、暗所では透明に戻る眼鏡用レンズなど。
これは特殊なガラス組成により化学反応で着色するガラスで調光レンズと呼ばれている。
帳壁
構造耐力上、他の部材などを支持せず又は耐力を負担しない壁のこと。
低音域共鳴透過現象(熱貫流率)
複層ガラスのように2枚の板が中空層を介して二重構造となる場合、2枚の板が2つの質量となり、また中空層の空気がそれらをつなぐバネとなって振動する共振現象が起こる。このとき、透過損失は質量則よりも低くなり、遮音性能が低下する。この現象は、一般に低音域で生じるので、低音域共鳴透過現象と呼ばれる。
透過損失
音が物体に入射すると、一部は通りぬけ、残りは吸収・反射される。この、入射した音と、材料を透過した音との音圧レベルの差を透過損失(TL:Transmission Loss)といい、デシベル(dB)単位で表わす。透過損失の値が大きいほど遮音性能が優れている。
例えば透過損失10dBでは、透過後の音のエネルギーが1/10に、透過損失30dBでは透過後の音のエネルギーが1/1000になったことを意味する。
例えば透過損失10dBでは、透過後の音のエネルギーが1/10に、透過損失30dBでは透過後の音のエネルギーが1/1000になったことを意味する。
透明導電膜付ガラス
表面に透明な金属膜をコーティングすることで作られる導電性のあるガラス基板。
特定防火設備
特定防火設備とは、防火シャッター、鉄製防火ドアに加えて、耐熱板ガラス(パイロクリア)を使用した透明な防火戸(大臣認定)など。
防火区画に開口部を設ける場合には、特定防火設備の使用が義務づけられている。
建物内の火災拡大防止のため面積区画、竪穴区画、異種用途区画などの防火区画には、より性能の高い「特定防火設備」が求められる。これは通常の火災に対して加熱開始後1時間、加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。遮炎性能とは「屋内で発生する火災」、「建築物の周囲で発生する火災」の両方に対して、加熱開始後20分間加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。
≫ 総合カタログ 技術資料編「ガラスと防火関係法規」(PDFファイル 1712KB/5ページ)
防火区画に開口部を設ける場合には、特定防火設備の使用が義務づけられている。
建物内の火災拡大防止のため面積区画、竪穴区画、異種用途区画などの防火区画には、より性能の高い「特定防火設備」が求められる。これは通常の火災に対して加熱開始後1時間、加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。遮炎性能とは「屋内で発生する火災」、「建築物の周囲で発生する火災」の両方に対して、加熱開始後20分間加熱面以外の面に火炎を出さないものと規定されている。
≫ 総合カタログ 技術資料編「ガラスと防火関係法規」(PDFファイル 1712KB/5ページ)